遠絡療法は脳や脳幹など心身の機能をコントロールしている中枢神経系をターゲットとして治療することによって、患者さま自身の治癒力や生命力を高め、痛みやしびれなどの症状に限らず様々な症状の改善を期待できます。今まで痛みや痺れの治療を中心に行ってきた中で、主症状だけでなく全身性のさまざまな症状も改善することを多々経験してきました。また遠絡療法は副作用がなく、西洋医学的な標準治療や他の代替医療の効果に悪い影響を及ぼさず、それらの治療法との相乗効果や副作用の抑制を期待することもできます。
そこで他のさまざまな治療で改善されない、または大きな変化が出ていないような難治性の症状に対する遠絡療法の治療データ収集と研究のために治療モニターを募集し協力いただいております。
◆モニターとして応募いただける方はメールまたは電話にてその旨をお伝えください。詳細をご相談させていただきます。
電話 03-5829-9893 (携帯:090-9397-9548)
◆難治性の起立性調節障害(OD)
<条件>
・医療機関を受診して診断・治療を受けている方
・遠絡療法の目的を理解し、主に標準治療に併用して受療いただける方
※必要に応じて主治医の先生の許可を得ていただく場合もあります。
・経過の記録やインタビューなどに協力いただける方
※個人情報管理は十分に行いますが、必要に応じて研究会等の資料として利用させていただく
ことをお願いする場合があります。
脳などの中枢神経や自律神経、内分泌機能などの異常が関係していると推測されますが、現時点では原因がはっきり解明されておらず、治療法は薬で血圧を調節するような対症療法が中心です。成長に伴い症状が安定していくことが多いですが、症状が改善されずに残ってしまったり、大人になってから発症してしまう場合もあり、これらは難治性になります。
遠絡療法は中枢神経系や自律神経、内分泌機能の調整を行うことができるため、遠絡療法によって各種調節障害の症状安定がみられたという経験は少なくありませんが、まだ確実な効果を示すことができる段階には至っておりません。
治療モニターは、遠絡療法によって自律神経や内分泌を中心に心身の状態を調整していきます。病院にかかっている方は、病院の治療や内服と併用するところからはじめて、最終的に薬を使わない状態での生活維持を目指していきます。また、抑うつなどの二次性障害の改善と予防もはかります。比較的長期の治療が必要となるためモニター特別価格にて施術をさせていただきます。
<モニター施術料(起立性調節障害)> 1回 4,000円
◆アトピー性皮膚炎
<条件>
・医療機関を受診して診断・治療を受けている方
・遠絡療法の目的を理解し、主に標準治療に併用して受療いただける方
※必要に応じて主治医の先生の許可を得ていただく場合もあります。
・経過の記録やインタビューなどに協力いただける方
※個人情報管理は十分に行いますが、必要に応じて研究会等の資料として利用させていただく
ことをお願いする場合があります。
アトピー素因やバリア機能が低下している皮膚状態などの「体質的な要因」と、アレルギー症状を起こす物質(アレルゲン)や皮膚への外部刺激など「環境的な要因」が関与しているとされています。体質的な要因と環境的な要因が重なったときに皮膚炎の症状があらわれると考えられますが、明確な原因が不明のため、病院での治療も主に対症療法が中心です。小児期に発症し、成長に伴い収まっていくことが多いですが、成長しても症状が残ってしまったり、大人になってから発症してしまう場合もあり、特にこれらは難治性になります。
遠絡療法は自律神経や内分泌機能の調整と、東洋医学的な気血水の循環を改善する治療法であるため、遠絡療法によって皮膚炎症状や精神面の安定がみられたという経験は少なくありませんが、まだ確実な効果を示すことができる段階には至っておりません。
治療モニターは、遠絡療法によって自律神経や内分泌、気血水の循環を中心に心身の状態を調整していきます。生活習慣の改善や病院での治療と併用するところからはじめて、最終的に薬を使わない状態での症状改善を目指していきます。また、皮膚症状以外の二次性障害の改善と予防もはかります。比較的長期の治療が必要となるためモニター特別価格にて施術をさせていただきます。
<モニター施術料(アトピー性皮膚炎)> 1回 4,000円
◆発達障害(自閉症スペクトラム障害・多動症・学習障害)
<条件>
・医療機関を受診して診断・治療を受けている方
・遠絡療法の目的を理解し、主に標準治療に併用して受療いただける方
※必要に応じて主治医の先生の許可を得ていただく場合もあります。
・経過の記録やインタビューなどに協力いただける方
※個人情報管理は十分に行いますが、必要に応じて研究会等の資料として利用させていただく
ことをお願いする場合があります。
脳などの中枢神経や内分泌機能などが関係していると推測されますが、現時点では原因がはっきり解明されておらず完全治癒を目指せる治療法は確立していません。薬によって二次的な症状や程度の大きい症状を抑制しつつ、成長や訓練による症状安定化や自己受容を目指す方法が中心です。
遠絡療法は中枢神経系や内分泌機能の調整を行うことができるため、各種の発達障害において症状安定がみられたという経験は少なくありませんが、確実な効果を示すことができる段階には至っておりません。
治療モニターは、遠絡療法によって心身の状態を調整していくことで、薬を使わない状態での症状の緩和や特性の自己受容、コントロールができるよう成長をうながすことを目指します。また、抑うつや自律神経障害などの二次性障害の改善と予防をはかります。モニター特別価格にて施術をさせていただきます。
<モニター施術料(発達障害)> 1回 5,000円
◆潰瘍性大腸炎
<条件>
・医療機関を受診して診断・治療を受けている方
・遠絡療法の目的を理解し、主に標準治療に併用して受療いただける方
※必要に応じて主治医の先生の許可を得ていただく場合もあります。
・経過の記録やインタビュー、動画等の撮影などに協力いただける方
※個人情報管理は十分に行いますが、必要に応じて研究会等の資料として利用させていただく
ことをお願いする場合があります。
現在、日本における潰瘍性大腸炎の患者数は約16万人以上と推定されています。潰瘍性大腸炎は代表的な炎症性腸疾患(IBD)で、慢性の炎症が大腸粘膜に生じる進行性の疾患です。主な症状は腹痛、腹部不快感、下痢時の出血あるいは排膿で、再発と寛解を繰り返し進行していきます。潰瘍性大腸炎の正確な原因ははっきりわかっていませんが、最近の研究では遺伝や環境に加えて、腸内細菌抗原に対する異常な免疫応答といった様々な要因が関与している多因子疾患と考えられています。
現時点では完全治癒を目指せる治療法は確立しておらず、主に腸粘膜の炎症を抑えることによって再発を予防し、寛解期間をできるだけ延長する維持療法が中心となっています。
治療モニターは、西洋医学的な維持療法を遠絡療法によって補完することで、炎症抑制や症状自体の緩和をはかります。また、遠絡療法の免疫機能調整効果および自己治癒力向上効果によって、根本的な原因を長期的に少しでも減少できることを期待しています。モニター特別価格にて施術をさせていただきます。
<募集人数> 1~2名
<モニター施術料(潰瘍性大腸炎)> 1回 4,000円
◆難治性の便秘症
<条件>
・慢性的な重い便秘症状で悩んでいる方
・医療機関を受診して原因がわかっている、または原因不明とされていること
・薬や鍼灸、漢方、その他の治療を受けても改善していない方
※悪性腫瘍や内科疾患、手術の後遺症が原因の場合も承ります。
その場合は主疾患について医療機関にかかっている方に限らせていただきます。
・経過の記録やインタビュー、動画等の撮影などに協力いただける方
※個人情報管理は十分に行いますが、必要に応じて研究会等の資料として利用させていただく
ことをお願いする場合があります。
便秘症には腸の運動不全や内分泌、自律神経、心因性などの問題による機能的なもの、腫瘍や他臓器による圧迫など器質的のもの、手術による癒着や神経障害、薬物などによる医原的なもの等があります。原因がはっきりしている場合は、その原因を取り除く治療が行われれば症状は改善しますが、緊急性が低い場合や原因がはっきりしないような場合には的確な治療ができずに慢性化していることも少なくありません。遠絡療法ではどのようなパターンの症状に対しても、対象部位と経絡の関係性を利用して目標を定めて治療を加えられることと、中枢神経系の調整によって自律神経系や内分泌、精神的な症状に対しても効果が出せるため、根本的な改善を目指すことができます。
近年の研究では腸の働きの重要性がわかってきており、食物の消化吸収だけでなく免疫系や神経系においても重要な働きを持っていることが一般的にも知られつつあります。便秘症はこのような腸の働きを低下させる症状であり、便秘の改善は長期的に病気の予防につながる基本的な要素になると考えられます。
治療モニターは機能性の症状に限らず、医原的、器質的なものも含めて、他の治療法で十分な効果が得られていない難治性の便秘症にお悩みの方を募集し、モニター特別価格にて施術をさせていただきます。
<募集人数> 若干名
<モニター施術料(難治性便秘症)> 1回 5,000円