ケース1 CRPS 腕の痛み 40台女性 |
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症状 | 2年前に間質性肺炎に罹患、同時期から左手の人差し指のつけねに気が遠くなるような激痛と動作制限が現れた。大学病院ではCRPS疑いということで明確な診断がされていない。非ステロイド性消炎鎮痛薬やリリカ、サインバルタ、トラムセット等が処方されたが症状は緩和されず、星状神経節ブロックも効果が見られなかった。レントゲンでは上腕骨と指骨の骨萎縮がみられ、右上肢は運動制限と筋力の低下により機能低下をきたしている。 |
経過 |
遠絡療法における神経線維破壊症候群TypeIIIと判断して脊髄の治療を中心に行った。初回治療の翌日に右手の人差し指にも痛みが現れ、左手の痛みは少し強くなったと電話があったが、3日後には症状が収まった。症状が重い場合や神経が異常に過敏になっている場合には、遠絡治療後に一過性に反動のような症状が現れることが稀にあるが、目的部位に治療効果が届いているというシグナルともいえるため、週1回のペースで継続治療を行った。2回目以降は元の左手の症状も徐々に改善している。 |
感想 |
大学病院ではあまり真剣に取り組んでもらうことができず、かえって酷い言葉などを受けて非常に傷ついた。各種検査でも原因がわからないため、担当医も本当に症状があるのか疑うような態度で治療も進むことがなかった。そこでいろいろな治療法を探して遠絡療法にたどり着くことができてよかった。症状が落ち着いてくると気持ちも前向きで明るくなってきた。
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ケース2 CRPS 両足の痛み 40台女性 |
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症状 | 5年前に特に思い当たる原因がなく両足首と踵が腫れて痛みが出た。痛みが強くなり、夜間に何度も痛みで目が覚めるようになる。病院で検査をしたがはっきりした原因がわからず、膠原病に詳しい内科でステロイドを処方され4年ほど服用していた。平行して波動療法にも通い、一旦痛みは収まっていたが、昨年の12月に再発し、毎晩痛み止めを服用しながら何とかしのいでいる状況が続いているが、胃や肝臓に負担がかかるようで調子が悪い。所見では両足首と足部全体が腫脹してむくみ、皮膚の色が少し黒ずんでいる。夕方から夜間に特に痛みが強くなり、踵にも響くような痛みがでることによって、立っていられなくなる。 |
経過 |
足を痛めるような原因がなく、両側の足首、踵、足部に響くような強い痛みを主とした症状がでていることから、遠絡療法における神経線維破壊症候群TypeIIIと判断して脊髄の治療を中心に行った。初回治療直後は特に変化はでなかったが、翌日の夜間痛が軽減してロキソニンを服用せずに就寝できた。その後しばらくは一進一退を繰り返しながら痛みの強さと夜間痛の頻度が減少していき、2ヶ月程でロキソニンをほとんど服用しなくても夜間に目が覚めることがなくなった。脊髄に加えて脳幹部や間脳への治療も行うことによって、自律神経系や内分泌、免疫系などの調子も改善し、全体の調子と回復力が改善している。 |
感想 |
病院では診断がつかず、ステロイドや痛み止めで様子を見ることしかなかったため、いろいろな治療法を探して波動療法や遠絡療法にたどり着くことができてよかった。調子を崩す前には仕事上のストレスなどが強く、精神的にもまいってしまっていたが、遠絡療法では身体全体の調子も整えてもらうことで、体力や気力がでてきて仕事も前向きに頑張れるようになった。 |
ケース3 CRPS 採血後に発症したCRPS 30台男性 |
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症状 | 1ヶ月前に病院で採血をしたところ軽い痛みを感じ、その後、左手の針を刺した部分から先にしびれと痛みが現れて、痛みが徐々に強くなり、上腕にも範囲が広がった。左手は動かしたり何かに触ると強い痛みが走るため、システムエンジニアの仕事を休職した。整形外科で注射の針が神経を傷つけてしまった可能性もあるとしてCRPS疑いの診断を受けて、数種類の鎮痛薬を服用したが大きな改善が見られなかった。 |
経過 |
注射後に現れた症状ではあるものの、針を刺した部位より中枢側にも症状が拡大していることから、遠絡療法としては神経線維破壊症候群TypeIIIとして、胸部脊髄および脊椎神経の障害が中心であると考えた。胸椎レベルの治療を中心に行ったところ、初回治療直後は痛みが半減し、週1回の治療を継続したところ、2ヶ月くらいで職場に復帰できる程度に回復した。注射がきっかけになった可能性はあるが、症状の主な原因は脊髄であったことから、長時間の不良姿勢や胸腰椎への負荷が重なって症状が現れたことを説明し、職場や自宅での環境の見直しやセルフケア、規則正しい生活や食事などの生活習慣の改善に取り組んで、再発を予防している。 |
感想 |
病院でなかなか治らず困っていた痛みが、腕とは違う部分へのレーザーや棒の刺激で改善してとても驚いた。このままでは仕事ができなくなってしまうと不安だったのでよくなって本当に助かった。仕事などに集中してしまうと左腕に重だるさが出てくるが、体操やお風呂でよく温まるなどに気をつけることで、それ以上悪化せずに維持できている。 |
ケース4 RSD 全身の痛み 50台女性 |
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症状 | 2年前頃に全身の倦怠感と特に両腕の重だるさを感じるようになったが、無理して仕事をしていたところ、両腕が腱鞘炎のような痛みからその後全体に強い激痛を感じるようになった。普段から前腕にピリピリしたような痛みと腕全体の重だるいような痛みがあり、握力がほとんどなくなり、ものをうまくつかむことができない。周期的に不快感を伴った強い痛みが数時間から数日続くことがあるため、仕事も休んでいる。 |
経過 |
はっきりした原因が見当たらないものの、痛みの性状と両腕という症状の部位から、遠絡療法としては神経線維破壊症候群TypeIIIとして、頚部・胸部・腰部の脊髄および脊椎神経の障害であると考えた。症状が特に手掌側に強いことから胸椎レベルの障害が中心と考えられる。また、脊髄の広範囲に障害があることから、おおもとの原因は視床の炎症にあると推測される。腕の痛み以外の症状(頸肩の強いこり、腰痛、子宮筋腫等)からも視床下部や脳下垂体、延髄にも障害が広がっている。障害は主に血液等の循環不全などを原因とした慢性的な炎症と考えられる。治療はまずは強い腕の痛みを緩和させることを主として、脊髄全体の炎症を抑える治療を行った。初回治療直後に痛みが緩和したが、翌日は少し反動的な症状として痛みが強く感じられた。1日程度で強い痛みは落ち着いて元の状態に戻ったように感じられたが、週1回の治療を継続したところ、2回目以降は徐々に腕の重だるさとピリピリした痛みが軽くなっていき、強い痛みが起こる頻度が半減、痛みの持続時間も短くなっていった。2ヶ月程度で無理をすると重だるさやズキッとした痛みが出るものの仕事に復帰できる程度に回復した。症状の主な原因は脊髄であったことから、長時間の不良姿勢や脊椎への負荷が重なって症状が現れたことを説明し、職場や自宅での環境の見直しやセルフケア、規則正しい生活や食事などの生活習慣の改善に取り組んで、再発を予防している。 |
感想 |
病院でも原因がわからず治療法もなかった痛みが、腕とは違う部分へのレーザーや棒の刺激で改善してとても驚いた。遠絡療法でおおもとの原因を改善することに合わせて、昔から通っている整体で腕の筋肉を柔らかくしてもらうことで、相乗効果がでているように感じる。無理をすると良くないということがよくわかったので、仕事も無理しすぎず、家でも体操やお風呂でよく温まるなどに気をつけることで再発させないように気をつけていきたい。 |
ケース5 CRPS 足の痛み 10代女性 |
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症状 |
部活動の試合で右足を不全骨折、保存療法と足底板などで歩行できるようになったが、痛みが再発し、痛みのために足を触ることもできなくなった。体重をかけることもできないため、常に松葉杖を使って生活している。大学病院や足の専門病院を回ったが、効果のある治療はなく注射などでかえって痛みが悪化した。 |
経過 |
遠絡療法では、痛みのある右足に触らずに治療を行った。自律神経を整えて全身の循環を改善することと、足の痛みに関係する神経の治療をあわせて行うことで徐々に痛みが改善した。約3ヶ月の継続治療で痛みがかなり減少したため、長期間の松葉杖使用による全身のバランス異常と右足の筋力低下の回復をはかり、近隣の整形外科でのリハビリを追加した。初診から5ヶ月後には杖を使わずに歩くことができるようになった。 |
感想 |
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ケース6 CRPS 手の痛み 40代女性 |
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症状 |
3年前に転倒した際に手をついて前腕の骨にひびが入った。固定で骨折は治ったが、手首から先に痛みと違和感が残り、徐々に悪化、触ると電気が走るような痛みとなり指の曲げ伸ばしもできなくなった。痛みは腕の方まで拡大して肘を曲げることも難しく右手全体が細くなっている。大学病院のペインクリニックにかかっているがあまり効果がみられていない。 |
経過 |
遠絡療法では、痛みのある右腕に触らずに治療を行った。自律神経を整えて全身の循環を改善することと、右手の痛みに関係する神経の治療をあわせて行うことで徐々に痛みが改善した。約3ヶ月の継続治療で痛みが減少してきたため、自宅でのセルフケアと動かす練習を始め、少しずつではあるが右手を使えるようになってきた。 |
感想 |
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