「改善はお任せください」

profile

寺木啓祐 (てらきけいすけ)

 

1999年 早稲田大学商学部卒業

2006年 東京医療専門学校柔道整復科卒業

~2011年 荒川区町屋の接骨院勤務

~2016年 ペレス・銀座クリニック勤務

     (遠絡療法創始者 柯医師に直接師事する)

2016年4月 ペレス・テラキ治療室開院

 

柔道整復師

遠絡療法 認定指導治療師

 

 

 

自己紹介

1976年11月6日生まれ、さそり座、B型

好きなもの:はちみつ、トマト、コーヒー、雨上がりの森の香り、温泉、ネコの前足の形状

苦手なもの:くも、かび、争いごと

ネコを2匹(白黒ぶち♂・三毛♀)飼い始めて、とても癒されてます。

真面目で誠実、うそをついたり頭ごなしに決めつけたりすることが苦手=気が小さい

自分のことを後回しにして、あとで失敗したと思うことも少なくありませんが、それでいいかなと思ってます。

周囲からはB型にみられることがあまりないのですが、実際はかなりマイペース能天気のB型タイプのようです。

くよくよ考えすぎたり落ち込んだりすることも少ないです。

本来は流れに乗って無難な人生を送るタイプだったと思うのですが、どうしても人としっかり顔を合わせて役に立つ仕事をしたいという思いから途中で治療家の道へと進路変更をしました。

それが自分の正しい道と信じて、お会いすることのできる患者さまの苦しみを一生懸命取り除くお手伝いをしていこうと決めています。 

 

遠絡療法の治療家になったきっかけ

私にはTV番組”情熱大陸”に出演するような有名な先生たちのように強烈なきっかけや動機があったわけではありません。

人と顔を合わせて話を聞いて、その人が困っていることを解決するのに役に立てるようなことを仕事にしたいという漠然とした気持ちと、もともと興味があった健康や医療が合わさって人”ひと”治療する道を選びました。 

 

大学では商学部で経営学を専攻し、多くの同期生と同じように一般の企業に就職しました。

人の健康に役立つことをしたいという漠然とした気持ちから医療機器のメーカーを選びました。

文系なのでまずは営業に配属され、人工透析に使う針や血管内の治療や造影に使うカテーテルなどを主な製品として、お医者さんや看護師さんに紹介したり改良の意見を聞いたりという営業活動に携わりました。

紹介した製品を患者さんの治療に使ってもらったり、先生たちと協力して新しい製品が開発されたりすることはとてもやりがいのある仕事でしたが、やはり実際に製品を使われるひと(病院では患者さん)の顔が見える仕事がしたいという思いがあり、だいぶ異業種にはなるものの飲食サービスの店舗に転職しました。 

 

当時はバブル破綻後の不景気でストレス社会という言葉があふれていて、実際に最初の職場や身の回りでもストレスから体調を崩す人が少なくありませんでした。

そこで、ストレスを溜めすぎて体調を崩す前に発散して気持ちのささくれを癒すことができる場所を提供したいという気持ちからの選択です。

お客さんが楽しそうにしていたり、リラックスしていたり、いろいろとお話を伺ったりするのはうれしいことでした。

その後、自分の中で、直接顔を合わせて、ひとの健康に役立つことの最終形が治療家という仕事となり、仕事をしながら夜間の専門学校に3年間通い、国家試験を経て柔道整復師の資格を習得しました。

 

柔道整復師という資格はあまり聞きなれないものですが、いわゆる接骨院や整骨院の先生がもっている国家資格です。

骨折やねんざなどの日常のけがを治療するのが専門ですが、体のことを詳しく勉強するのでスポーツやリハビリ施設などでも幅広く活躍している先生がいます。

私は日常生活の中で困る痛みを改善することを目標として、リハビリの方法などを中心にいろいろな方法を勉強して取り入れています。

 

 柔道整復師になった私は、東京荒川区町屋という下町の接骨院で、近所のお年寄りから子供さんまでのけがや腰痛、膝の痛みなどの治療にあたっていました。

地域密着の接骨院なので近所の方はみなさん顔見知りで、少し痛いところがあったりすると気軽に来院してよろこんで帰って頂いていたのですが、 痛みの治療に関しては悩みもありました。

例えば骨折やけがなどであれば、正しい処置をして安静にしていれば大体は2週間~3か月くらいで自然に治っていくのですが、けがをこじらせて何か月も痛みが続いていたり、椎間板ヘルニアなどが元になっている神経痛だったり、特に原因がないのに痛みが出たりした慢性的な症状は、病院の薬や治療院での手技療法やリハビリなどでもなかなか改善しにくいことが多いのです。

なんとかいい方法がないかと探しているときに、偶然インターネットの検索でみつかったのが遠絡療法でした。

それまでにもいろいろな治療法の講習に参加したりはしていましたが、遠絡療法のセミナーはなんだか特に気になってすぐに参加の予約をしました。

 

遠絡療法のセミナー当日、会場には100名くらいが参加していました。

参加している先生の7割くらいは現役のお医者さんだったことにも驚きました。

会場でのデモンストレーションで参加者の五十肩を治療したのですが、その原因が腰にあると診断して治療を行い、治療後にはすぐに腕が上がるようになったことも驚きました。

その時の私では五十肩は肩回りの運動療法をしたりストレッチをして少しずつ可動範囲を広げていくしか方法がないと思っていましたが、遠絡療法では腰の治療ですぐに改善してしまったのです。

その考え方と効果に衝撃を受けました。

 

その後、創始者の柯尚志先生のメッセージが流されました。

「病気や痛みなどの症状は、ただ表面に現れている体の症状であり、これは体の悪い部分を手術で取り除いたり、薬で抑えればよくなります。ただしその病気や痛みの本当の原因は患者さんのもっと根本的な部分にあります。これを治さなければいずれ同じ病気や症状が再発します。これを治療するのが本当の治療であり、そのためには目の前の患者さんを治すために、自分のすべてを捨てる覚悟で治療することが必要です。今日が新しい治療人生の第一歩です。」

 

私はこの治療法をもっと勉強しようと思いました。

「自分の命が尽きるときまで、いろいろ考えずにただ目の前の患者さまのために一生懸命治療する」、この治療家としてとてもシンプルで力強い道標が自分の人生の目標になりました。

 

それからの2年間は、町屋の接骨院に勤めながらもなんとか時間やりくりしてセミナーを受講しました。

そして2年間のセミナー終了後、柯尚志先生のクリニックで約4年間、先生から直接指導を受けながらたくさんの患者さまの治療にあたりました。

この間、本当に多くの患者さまが痛みの苦しみから解放されていくのを見ました。

特殊な治療法であることから、このクリニックに来るのは殆どがいろいろな病院にかかって良くならなかった患者さまです。

治る希望をほとんど失って、藁にもすがる思いで来られる方です。

柯先生は患者さんのどんなつらい悩みでもすべて受けとめて治療をして、患者のみなさまは「治る」という希望を取り戻していきました。

悩みや不安の暗闇から希望を見出したことで、患者さま本人だけでなく一緒に来たご家族も、先生もスタッフもみんなで涙を流すことも少なくありませんでした。

 

柯先生は2016年1月に逝去されました。

先生の治療を一緒に手伝わせて頂いた4年間を私の治療人生の核として、困っている患者さまの生命を治す治療を目指します。

 

治療のコンセプト

● 遠絡療法は患者さまの悩みの大元の原因を見つけて治療する全人的な治療法です。内臓や筋肉など身体の悪い部分の治療だけではなく様々な背景や経緯を総合的に治療します。もちろん辛い部分の痛みははじめにしっかり治療します。

● 遠絡療法では、治る症状と治療困難な症状の区別をしっかりしています。治るもの(ほとんどの症状に効果が期待できます)はもちろん全力で改善します。治療困難な場合は、しっかりと説明をさせていただき、そのうえで適した方法を考えて参ります。その場合は完治は難しいものの、併発している症状は改善できますので治療を行うと症状が緩和されることが多いです。(例えば脳梗塞の麻痺自体は回復は難しいですが、治療によって筋肉のこわばりや痛みなどは改善するので全体的に動きやすく楽になります)

● 原因を見つけるために患者さまのお話をしっかり伺わせていただきます。そんなに昔のことまで聞くの?と思われるかもしれませんが、現在の症状は昔からの問題の積み重ねで現れている症状です。できる範囲でお話を聞かせてください。

● 遠絡療法は西洋医学に基づきますが、その上に独自に組み立てられた理論です。遠絡療法として考える患者さまの状態を丁寧にご説明いたします。いままでかかられた病院とは異なる説明となる場合がございますので、納得がいかない点はどのようなことでもお申し付けください。